富士山と、台湾の最高峰・玉山が「友好山」提携
日本の最高峰で2013年、世界遺産に登録された富士山(同3776メートル)と、台湾の最高峰・玉山(旧称:新高山、海抜3952メートル)をめぐる「友好山提携」協定が2014年2月7日、山梨県富士吉田市で双方の山岳団体関係者により調印された。
玉山(旧称:新高山)

台湾には富士山クラスの山が10ほどあるが、もっとも高くそびえる玉山は聖なる山として地元先住民ブヌン族は「パットンカン」、ツォウ族には「パグノ・ラカソ」(石英山)と呼ばれ、英名では19世紀の米国商船船長モリソンにちなみ「モリソン山」と呼ばれていた。
1895年、日清戦争後に台湾が日本領となった際の測量でこの山が富士山より高いことが確認されたので、明治天皇によって日本一高い山、「新高山(にいたかやま)」と命名された。
玉山(旧称:新高山)

台湾には富士山クラスの山が10ほどあるが、もっとも高くそびえる玉山は聖なる山として地元先住民ブヌン族は「パットンカン」、ツォウ族には「パグノ・ラカソ」(石英山)と呼ばれ、英名では19世紀の米国商船船長モリソンにちなみ「モリソン山」と呼ばれていた。
1895年、日清戦争後に台湾が日本領となった際の測量でこの山が富士山より高いことが確認されたので、明治天皇によって日本一高い山、「新高山(にいたかやま)」と命名された。
因みに、1941年の日米開戦を告げる暗号「ニイタカヤマノボレ」はこの山が由来とされる。
終戦後は国民党政府によって「玉山」と改名され今日に至る。
この協定では富士山と玉山について山岳関係者同士の交流、山の自然や文化のPRがうたわれている。
玉山の映像
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